2012年7月25日水曜日

ナチュラルウール&レインボー




羊の産地や品種などなど
羊毛も種々様々、特徴もそれぞれ…

最初から生成りの色がきれいなブルーフェイス
初めて触ったけどふわふわで、なかなかいい感じ

レインボー染めした羊毛をま〜るく鮮やかに
ナチュラルな羊毛をたっぷり積み重ねて

長めのハンドルも挟み込み、
ポケットもビニールシートを置いて、羊毛をややうすく積み重ね
お湯で濡らしてひたすら摩擦
縫い目のないのが特徴
斜めがけもできるバッグが出来上がりました。

もう一点はフランス産薄い茶色
黒い毛や白い毛の遊びがあって
ややスポンジーな厚みがでます。

ハンドルは上部に切り込みを入れて手にも優しく
引っ張って擦ってマチをつくりました。

いずれも一点ものです。

2012年7月17日火曜日

バスケット型のバッグ


新作のフェルトバッグが出来上がりました!

通常はエアーマットシートなどの両面が平らなもの
または平らな面を表にはりあわせた型を
縮むことを想定して用意します。

レインボー染めした羊毛を少し契って丸くして
出来上がりをイメージしながら
型の上に並べお湯で濡らして模様を落ち着かせます。

ペットボトルのふたに数カ所穴をあけて
そのなかにシャンプーを少し垂らし60℃くらいの
お湯を入れたものを使っています。

その上に羊毛の束(トップ)を指で挟んで薄く契って
繊維を同じ方向にむけて型より少しはみ出すくらいに全体に並べていきます。
型を時計回りに方向を90度変えて繊維の方向が縦横となるように羊毛を重ね
4層かさねたところでお湯を繊維全体に行き渡らせるようにかけて
ビニール袋を切ったものなどのシートを全体に被せて
手でおさえてしごくようにして密着させます。

ひっくり返して、はみ出した羊毛を折り返して中へ寄せるように
また同じように羊毛を重ねこれを2回ずつくりかえし
バッグの場合耐久性も考えて両面8層くらいで
型をくるむようにします。

ここからはひたすら手で摩擦…
目安としては繊維の方向にそって最初は優しく10分程度
さらに方向をかえて強く引き寄せるように5分程度…
両面摩擦をし終えて、繊維がからんでひっぱっても抜けないようなら
切り開いて型を取り出して今度は立体にしていきます。
ひっくり返すと柄の入った表の面があらわれます。

つなぎめの段差がなくなるようにひっぱって擦ったり
丸くなるようにしわがなくなるように擦ったり、
ハンドル部分を固くなるように擦ったり…

擦るときは、スーパーのお肉や野菜などを入れる
薄いビニール袋を手にはめ
石けんをつけて滑りやすくしています。

さらに棒にまいて時々お湯をかけながら方向を変えながら
50回ずつくらいローリングを繰り返し
しっかりと形が決まるまで、バッグの場合は
物を入れることを想定して丈夫に仕上げます。

変形しないくらい縮んで形が決まったら
お湯ですすいでネットに入れて数秒脱水機にかけ
タオルなどを入れてスチームアイロンをかけるなどして
形を整えて乾かします。

今回はまんまるの型とバケツ型の型を使って
ハンドル部分も切って一体化したものをつくりました。
(この型を使って帽子をつくることもできます。)

羊毛の種類によっても縮む率や仕上がり風合いが違います。
今回はイングリッシュカラードという染めていない
ナチュラルな羊毛を使いましたので
ややぱさついた感じで、少し時間もかかりました。

羊毛の量はつくりたいものの大きさや厚みによって違いますが
最初に重さを計って分けておきます。今回は16等分。

白い毛や黒い毛が混じって霜降りのように
絵の具をたらしたような模様にしてみました。

このようにイメージしたものを
羊毛に自分の手で力を加えて、形状を記憶させるように作り上げる。

想い通りにできる、またはそれ以上
または予想と違ってと…
何事もやってみないとわかりません。

縮絨という繊維がからんで縮むという現象について
私なりにフェイスブックページのノートに書いてみました。
興味のある方は是非、アカウントのない方は登録して
フェイスブックページもどうぞご覧下さい。



2012年7月12日木曜日

レインボーカラーでネット状のストール



4種類の羊毛をレインボー染め
そのなかから、ふわふわのファインメリノを使って
束を細くさいたものをいろいろな大きさのサークル状に並べて
全部レインボーだとあまりにうるさい感じになりそう
ということで、染めていない元の白い羊毛とあわせて
お湯をかけて、優しく手でこすると次第に繋がってきます。
一枚のネット状になったら、揉んだり叩き付けたり
ローリングしたりで丈夫になります。

以前にもこの形状白いもっとやわらかいファインメリノでつくったので
図案もなく思いつきでやってみたけど
やっぱり作る行程はハードです。


仕上がりはかなりインパクト大です!!




2012年7月6日金曜日

羊毛でくるんだ石ころ


染めていないナチュラルな羊毛
イングリッシュカラード、サンドベージュとグレーなどに
以前にもご紹介したレインボー染めした原毛を使って

石ころをくるむように巻き付けて
全体をお湯で濡らして…
手に石けんつけて最初はやさしくなじむよう…
徐々に強く手のひらでコロコロ、ゴシゴシ擦って
石にウールを密着させます。

ペイントしたように仕上げた
あたりの優しくなった石は
ペーパーウエイトになります。

これならお子さんでも楽しんでできそうですよ!



2012年7月3日火曜日

色々と…



少しずつ制作に取りかかっています!

巻きすの上に色々なカラーの原毛を薄く契って
丸くして繋ぐように並べて
その上に同じく白い原毛を重ねてのせて
(このときはふわふわの状態)
シャンプーを少し入れたお湯をたっぷりとかけて
繊維全体を濡らします。

ビニールシートを被せて手で押さえて
空気を抜く感じで
それを棒に巻き付けてさらにタオルで巻いて
手のひらから肘まで使って転がして
(50回くらいカウントしながら)
方向や面を変えながらローリングを繰り返します。

繊維が絡んである程度布状になったら
さらにローリングを繰り返して
平均的に縮めてしっかりとしたマットに
丸の間にいくつか隙間をあけて
これも指で擦ります。

形が決まったら、濯いで軽く脱水して
乾かして完成です!

小さいものやシート状のものをつくるときはこんな感じ
バッグや帽子なんかは型を原毛で包みこむようにして
タイマーかけながら、手のひら全体を使って、ひたすら擦るなど…
今後もまた順に制作過程紹介していくつもりです。

気がついたらお腹がびしょびしょ…
久しぶりの作業は脇から二の腕にかけて筋肉痛なんてことも…

敷物にするのもよし、壁にかざるのもよしの
こんな感じのもの作っています。